美容室でのパートさんの雇用時、気を付けておきたいこと
関西で、美容師さんの人材紹介・転職サポートをさせていただだいております、
佐藤です。
昨日、「美容室でのパートさんの求人で求められること」についてのブログを書きましたが、今日はその続き。
これからパートさんを雇用していきたいサロンさんが事前に考えておきたいこと。
パートさんの場合、家庭や子育てとの両立が絶対になります。
■労働時間
・サロンではもともと「最終受付」という習慣があるため、終わりの時間が定まりにくい傾向にありますが、幼稚園・保育園等のお迎えがある場合は特に終了の時間が重要になってきます。最初に設定した時間に合わせて帰れるような予約の取り方、フォローが必須です。
・正社員のみの場合、営業時間より前に出勤⇒タオルをたたんだり、予約をチェックしたり・・・とあると思いますが、自分自身の準備以外の、サロンワーク作業に対しての時給発生の意識。サロンワーク(開店準備)はさせるが、時給発生は営業開始時間から~というサロン側の考えと、仕事をしているというパートさんの意識にずれが生じているケースがあります。
■休み
・土日の出勤が普段可能な場合も、子供や家庭の行事等でお休みしなければならない場合も。その場合の、申請のしやすさも重要です。「みんなが忙しそうで言いにくい」ということもあるようです。
・小さいお子さんがいらっしゃる方の、お熱や警報が出た際の急なお迎え。採用前に、そのような緊急時、周りにフォローしてくださる方がいらっしゃるかどうかの確認が必要です。また、フォロー体制がない場合でサロン側でのフォローを要する場合、そのように対処するのかのシュミレーションが必要になります。
■給与
・「扶養内」という条件付の方もいらっしゃいますので、その場合、出勤日数や出勤時間のコントロールが必要になります。
・サロンが暇な時間が出て、もともと出勤だったシフトを休みにしたり、時間を削って早上がりしてもらう場合。その状況がどのくらい起こり得るのか?最低確保したい給与額の希望があるかどうかなど、採用前に詳しくヒアリングと現状やサロン内でのパートさんのスタンスを伝えてすり合わせる必要があります。
・時給の昇給や歩合がある場合の基準についての詳しい説明が必要です。
■レッスン
・ブランクや技術向上が必要な場合、レッスン時間をいつ確保できるのかを事前に確認しておく必要があります。「自分に必要なレッスンだからみんなに合わせて、夜出てくるのが当たり前」という状況が可能な方と不可能な方がいらっしゃいます。不可能なほうが多いでしょう。その場合、いつレッスンするのか?をお互いに確認しておかなくてはなりません。
■サロンでの仕事内容
・パートと一言で言っても、サロンさんによって求める仕事内容が変わってきます。スタイリストとして入客してもらいたい、アシスタントの仕事のみを任せたい、カラーの塗布とシャンプーのみしてほしい、主にレセプション業務中心で、忙しい時に手伝ってほしいなど。その内容を事前に働く方と確認しておく必要があります。
要はお互いに「思っていたのと違った」という状況が起こらないように、事前に確認が必要ということです。
また、はじめてパートさんを雇用される場合は、現状いるスタッフさんへの事前の説明とご理解が要ります。
「なぜパートさんの雇用をすることにしたのか?」
「こういうこと(想定されるサロンワークでの必要なフォロー事項)があると思うが、協力して欲しい」
というお話しとコミュニケーションがしっかり取れているサロンさんのほうが、パート雇用が上手くいきますよ♪
ご参考までに。
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