スタッフの「実は・・・」を早く引き出す
【こんにちは、関西で、美容師さんの人材紹介・転職サポートをさせていただだいております、佐藤です^ ^】
先日、アシスタントさんの面接で同行させていただいた際、オーナーさんが、
「悩んだり、不満があったり、分からないことがあったら、すぐに僕に聞いてね」とおっしゃていました。
よく、サロンオーナーさんとの話題で出やすいのですが、最近のアシスタントさんの傾向として、一人で悩み、一人で結論をかなり早い段階で出す子が多いとのこと。
なので「お話があるんです。実は・・・」と話を持ってきた時には、時すでに遅し。
「辞めたいと思っている」となるのです。実質、「辞めたいと思っている」という発言が出たときには、すでに心決めはおろか、転職活動も始めている場合も多く、この時点で引き留めても無駄だったりします。
そして、よくよく退職理由やその考えに至った経緯、きっかけなどを聞くと、どうにかできたことなのに。という内容であることが多いのです。
なぜ不満や疑問に思った段階ですぐに相談に来ないのか?
・先輩やオーナーが怖くて言えなかった
・親や友人に相談した
・なんとなく
・・・色々な理由はあるでしょうが、「相談に来なかった」という事実は明確です。
求職者さん用のブログにも書きましたが、親や友人に相談した場合、その子が辛そうに悩みを話した段階で、内容云々ではなく「他にも美容室はあるんだし、辞めたら?」というアドバイスがくることのほうが多いでしょう。その子を大事に想っているからこそですが。
では、どうしたら事前に相談してくれるのでしょう?
「相談に来てくれる」というスタンスではなく、「引き出す」ということが必要になるかもしれません。そんな手のかかるヤツはいらないっというサロンさんに関しては別ですが。
「うちのサロンはみんな仲良く、コミュニケーションは取れています!」というサロンさんも多いことでしょう。
ただ、その際に、相談しやすい状況になっているかどうかです。
悩み事の種類は大小それぞれです。
・こんなこと相談していいのかな?
・仕事でプライベートな悩みを話してはダメだよな
・先輩のことだから、言いにくい
・こんなこと言ったら怒られるかも・・・
などと、色んなことを考えています。
「何か困ったことや、相談はない?」という質問をしただけでは、引き出せないのです。
もう一つは、「何か相談は?」と聞いてきた相手に対して不満や悩みがある場合。
よほど信頼関係が普段から築けていたならば、ここで言い合いになったとしても、話しを直接してくるでしょうが、大概の場合そうではありません。
相手がそういう前提であるということを意識しながら聞き出す、または普段からコミュニケーションをすることで、少しでも防げることなのかもしれません。
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